オサガメ 最大のカメが 福井県 日本海に
世界最大のカメ、オサガメが福井県で発見されました
残念ながら死んだ状態で発見されたのですが、連絡のあった日のうちに
調査に行ってきました。
現地では大きさの計測の他、
何を食べているのか、
成熟はしているのか、など
貴重な情報を解剖することによって調べられます。
今回の個体は甲らの長さが110cm、体重が156kgの♀の子供でした。
そう、この大きさでまだまだ子供なんです。
体重計は測れるものをわざわざ車で運んできてもらいました。
最大のカメというのは伊達じゃありません。
最初の写真はこのオサガメの口なんですが、何を感じますか?
オサガメのクチバシはめちゃくちゃ尖っているのです。
そして、上あごの形はくびれが入って牙のようになっています。
それはもう、触っていると痛いんです。
じゃあ、それはなぜだと思いますか?
何かしらの適応的な意義がなければこうした形には進化しないでしょう。
生きていくために有効でなければ個体ごとにバラバラな形をしているはずです。
口の形ですから餌の種類や捕り方に関係しているのでしょうか?
オサガメの餌は主にクラゲなんですが、クラゲを捕るために必要な形とは
思えません。
これまでも、いろいろ理由を考えているのですが、自分で納得できる答えは
出てきません。
生き物って不思議で、面白いですね。
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