ウミガメの卵捜索・・・隊?
一昨日、神戸空港のラグーンに潜って来ました。
これは保護しているアカウミガメのうちの1頭、望(のぞみ)ちゃんが6月30日、7月1日に
ラグーンにある砂浜に上陸したけれど産卵はしなかったため、水中に放卵していないか
確認するためのものでした。
この捜索隊の隊員は2人。隊と呼べる人数ではないですが、落ちている卵を探すだけなので、
十分なんです。
さて、話をウミガメに・・・
ウミガメは爬虫類なので、肺呼吸で酸素を空気中から取り入れないといけないんですが、
卵の時も空気から酸素を取り入れないといけないのです。
だから、水の中に万が一産み落とされてしまえば、その卵たちは死んでしまうことに
なるんですね。
この望ちゃん、6月13日には産卵に成功しているので、ラグーンで産卵はできることは
確認出来ています。
ただ、今回はより奥へ奥へと上って来たために、砂のないところまで行ってしまったのが
産卵できなかった原因のように思えます。
パーフェクトな砂浜というわけではないですが、広さも奥行きも十分にあるのですけどね。。。
よく頑張ったと言うべきか、頑張りすぎだよというべきか。。。
↑望ちゃんではないですが、ラグーンを泳ぐアカウミガメです
さて、水中での卵の捜索結果ですが、
見つかりませんでした。
底を見やすいようにダイビング用のタンクも借りて潜ったのですが、全くみつからず。
ワタリガニや魚、あるいはウミガメに食べられたのか?とも思いますが、割れた殻も
見つかりません。
水中で卵を産んでしまったのか、産まなかったのか、結局のところ分からずじまいです。
まだまだ産むのを我慢していて、我慢できなくなったときにちゃんと砂浜で産卵してくれる
んだと信じて待つことにします。
↑ラグーンの中にいるヤドカリをアカウミガメが食べた跡
ラグーンの中でも自力で力強く生きています。
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