調査というか、環境教育なんですけども
今月の上旬、沖縄の中学生4人とハワイでウミガメについて
研修をしてきました。
これは沖縄タイムス社と美ら海水族館が共催で行う
こども環境調査隊というプログラムの一つで、ハワイの
ウミガメがテーマです。
日本ウミガメ協議会からはアドバイザーとして参加しました。
なぜハワイのウミガメなのか??
アメリカのウミガメなどの野生動物保護に対する姿勢は
相当厳しく、ハワイのウミガメはその最たるものの一つなのです。
例えば、ウミガメに触ることも厳禁で罰金が科せられたり。
手厚い保護の下、人も恐れず、向こうからよってくる個体もいます。
(どうやらこれは誰かが餌付けしているためのようですが・・・)
今では個体数もだいぶ増えて、逆に餌になる
海藻・海草が足りないくらい。海藻を餌にしている魚が減っている
との話もあるくらい。
元々ハワイに住んでいた人達からはもうそろそろ食料として、
もう一度利用したいという意見もあるそうです。
元々ハワイに住んでいた人達は、海藻を植えたり、
ウミガメを獲りすぎないようにして管理しながら
利用していたとも聞きました。
記録を残していなかったため、科学的な証明は難しいとも。
さて、話がそれてしまいましたが、ハワイではNOAA(米国海洋大気庁)と
HPA(Hawaii Preparatory Academy :私立の小中高一貫校)が長年
共同でアオウミガメの調査を続けています。
浅瀬に餌を食べたり休息に来るアオウミガメを捕まえて、
身体測定をするのです。以前に標識をつけたウミガメであれば
標識をつけたときから再び捕獲した時までにどれだけ成長したのかも
分かります。
アオウミガメの状態を知り、今後の対応を考えるために
とても大切な調査です。
今回は沖縄の中学生たちとこの調査に参加してきました。
(他にもいろいろやりましたが、それはまた機会があれば)
野生のウミガメをみたり触ったりするのは沖縄の子供といえど
初めてだったようで、触った感触や予想外の力強さなど、
自然をより身近に感じることができたようです。
彼らの心に残り、将来の糧となってくれたことでしょう。
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