小さなアカウミガメの記録
今さらながらですが、あけましておめでとうございます。
今年もウミガメな年、と思ってスタッフ一同頑張っていきます。
応援よろしくお願いいたします。
さて、新年早々めでたい話ではないのですが、貴重な出来事が
ありましたのでご報告を。
今年のはじめ、石川県羽咋市と福岡県福津市から、
小さなアカウミガメが届きました。
残念ながら死んで漂着したのですが、海水温が
低くなりすぎて泳げなくなったのでしょう。
日本では、小さなアカウミガメは本来見つかりません。
とってもめずらしいことなんです。
なぜなら、ふ化した子ガメは沖へ沖へと移動するので、
人と出会うことがなくるのです。
しかも、黒潮や北太平洋海流に乗ってはるか1万キロ彼方のメキシコへと
旅立っていくので、子ガメが旅立った後の日本には小さなアカウミガメは
いなくなります。
そんな訳で小さなアカウミガメについてはよく分からないことが多いのです。
例えば何を食べて生活しているのか、いつ、どこを通って回遊していくのか、
どの時期までにどれだけ成長しているのか、などなど。
おそらく今回の個体は迷い子ガメでしょうから、回遊経路をしる手がかり、
としてはちょっとイレギュラーです。
でも、海藻や小さな甲殻類などを食べていることが分かりましたし、
おそらく生まれて半年以内に甲羅の長さで2倍以上
(ふ化直後の平均甲長は4.19cm、今回の子ガメは9.2cmと9.66cm)、
重さで10倍ほど(同じく16.9gが169gと173g)まで成長することもわかりました。
子ガメの大きさを測り、何を食べているのかなどを調べているところ
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